宿泊施設である販売者（ベンダー）の顧客台帳、City台帳、Advance台帳、及び入金額とレポートが集計する基本的な内容について説明します。
宿泊施設である販売者（ベンダー）
アカウント内に含まれる全ての宿泊施設または各宿泊施設販売者ごとにマネジャーレポートを作成することができます。宿泊施設を選ばない場合、全ての施設の予約パッケージを含んだ台帳、入金額のレポートが作成されます。宿泊施設を選択した場合は、その宿泊施設のみの予約パッケージを含んだ台帳、入金額のレポートが作成されます。
集計期間
レポートは「今日」、「今年のMTD（当月の初めから今日／現在まで）」、「今年のYTD（当会計年度の初めから今日／現在まで）」、「前年のMTD（前年の当月の初めから前年の今日／現在まで）」、「前年のYTD（前年の会計年度の初めから前年の今日／現在まで）」、そして今年と前年のYTDの比較を表示します。
定義
レポートの集計数値は以下の定義を使用して計算されます。
一般概要
総客室売上グロス – 選択された宿泊施設の集計期間内に販売された客室売上グロス価格の合計。集計期間外にまたがる場合は日割り計算されます。
総客室売上ネット – 選択された宿泊施設の集計期間内に販売された客室売上ネット価格の合計。該当ありの場合は1泊ごとの料金、また該当なしの場合は日ごとの料金で計算されます。
総客販売客室数 – 集計期間内に販売された客室数の合計。
総稼動客室数 – 集計期間内に稼働した客室数の合計。
総販売可能客室数 – 集計期間内に稼働していない客室数の合計（すなわち、販売できる客室数）。
総ユニット数 – レポート作成時の総ユニット数。
ADR (平均客室単価) – ADR =「総客室売上ネット」を「総客販売客室数」で割った値。
RevPAR (1日あたり販売可能客室数あたり客室売上) – RevPAR = 「総客室売上ネット」を「総販売可能客室数」で割った値。 *宿泊数
客室稼働率 – 客室稼働率 = 「総客販売客室数」を「総販売可能客室数」で割った値。
稼動人数客室泊数 – 集計期間内に稼働した客室泊数にその客室に宿泊した人数を掛けた値。
空室泊数 – 販売されなかった泊数。
到着人数 – 集計期間内に到着する予約の宿泊人数。
台帳
顧客台帳
滞在中の宿泊予約を含むパッケージの売上額と入金額は、顧客台帳に含まれます。（滞在中のパッケージは、集計時またはそれ以前に開始済みの宿泊予約と、終了日が集計期間を過ぎる宿泊予約の2つを指します。）
- パッケージが宿泊とサービスの両方を含む場合、入金額はまず顧客台帳（宿泊）に対して反映され、余った額が顧客台帳（サービス）に反映されます。
- マイナスの値は支払済、プラスの値は未払い分として顧客台帳に表示されます。
- 宿泊予約を含まないパッケージ分は顧客台帳には表示されません。
- 請求先（例えばエージェントか、それとも一般のお客様かなど）も集計時に考慮され、顧客台帳に反映されます。
顧客台帳（宿泊）期末残高
顧客台帳（宿泊）に対する入金額と、チェックイン日からレポート作成時までの泊数分のネット価格の差額が表示されます。
顧客台帳（サービス）期末残高
顧客台帳（サービス）に対する入金額と、パッケージのサービス（宿泊以外）の滞在期間分の販売額の差額が表示されます。
City台帳期末残高
宿泊予約を含む全てのパッケージでチェックアウト済みであるもの、または宿泊予約以外のパッケージで既に開始済みであるものに該当する未払い金額が反映されています。すなわち、チェックアウト済み／既に開始済みで宿泊予約を含まないパッケージの未払い金額は、直ちにCity台帳に反映されます。宿泊予約を含むパッケージの宿泊残高は、滞在中は顧客台帳に反映されますが、チェックアウト後はCity台帳に移行・反映されます。
Advance台帳期末残高
まだ開始／到着していない予約に対して受け取っている金額。
1日あたり平均GL／総勘定元帳（宿泊）残高
集計期間内の顧客台帳（宿泊）残高の平均。
1日あたりGL／平均総勘定元帳（サービス）残高
集計期間内の顧客台帳（サービス）残高の平均。
1日当り平均City台帳残高
集計期間内のCity台帳残高の平均。
1日当り平均Advance台帳残高
集計期間内のAdvance台帳の平均。
入金
マネジャーレポートの入金額の欄には、集計期間内の全ての支払金額が支払方法別に表示されます。集計期間の総入金額をはじめ、それぞれの支払方法ごとの入金額合計の行が続いて並びます。入金額には貴社が販売者（ベンダー）である予約だけではなく、他社が販売者である予約分も含まれます。
宿泊施設でない販売者（ベンダー）
宿泊施設以外の販売者（ベンダー）は入金額の欄のみに含まれています。予約統計と台帳には含まれていません。