エージェント経由で予約をしたお客様への請求を容易にするために、旅行代理店(エージェント)とお客様両方に対して同じパッケージ内で請求書を追加できるようになりました。

例えば、貴社が管理している宿泊施設My Hotelを、Agent Jones Toursという旅行代理店を通して予約したお客様が、滞在中にゲストサービスを貴社と直接予約したと仮定します。

同じパッケージ内で、宿泊料金をエージェントに請求し、ゲストサービスの料金をお客様に請求するにはどのようにしたらよいでしょうか?

請求経路の指定によりこれが可能になります。

まず初めに、「パッケージに追加する」を使用して旅行代理店の予約にゲストサービスを追加します:

ゲストサービスを追加する際に、予約経路を貴社(My Hotel)または旅行代理店(Agent Jones Tours)を選択できます。Agent Jones Tours を選択した場合、旅行代理店への請求書として表示されます。今回の場合は、お客様に直接請求しますので、自分たちである、My Hotelを選択します。

これにより、一部は旅行代理店による支払い、一部はお客様による支払いというパッケージになります。このパッケージの入金管理のタブを見ると以下の様になります:

この予約には、旅行代理店、お客様、それぞれの請求と、パッケージ内のすべての請求、の3つのテーブルができます。それぞれのテーブルの請求金額を見ると:

  1. 225,000円のパッケージの中の200,000円が請求済み、請求する金額が残っているので数字は赤になっています。
  2. エージェントには宿泊費の200,000円全額を請求済みです。
  3. お客様には未請求の25,000円が残っており、請求が必要なので赤になっています。

では、お客様への請求を作成します。

旅行代理店とお客様直接の予約を含む場合、請求を作成する際に請求経路を指定することで誰がその支払いをするか設定できます。請求先を指定すると、請求ウィザードは選択した請求先の残高を元に計算します。残高をお客様の請求金額に追加することにより以下の様になります:

パッケージ合計金額が請求済みになり、金額と請求額がそれぞれの3つのテーブルで合致していることが分かります。

請求先についての備考:

  • 第三者が提供するサービスを旅行代理店予約に追加することも可能です。
  • 第三者が提供するサービスを旅行代理店予約に追加する場合、お客様にのみ請求可能となります。第三者提供のサービスの料金を旅行代理店に請求することはできません。